
狂うぜ先生の世界史講座・アメリカ編
〜アメリカの独立〜
「さて、みなさん今日も楽しい世界史の時間がやってきましたよ。
今回のテーマはアメリカの独立!試験にも出しやすい範囲です、皆さん気合いを入れていきましょう!」
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「はーい!」
「さてさて授業を始める前に、転入生の紹介をしたいとおもいます、では、挨拶してください」
「スイスから来ました、かがりです。以後よろしくお願いします。」
「はい良く出来ました、かがりさんはお父さんのお仕事の都合で、この授業に亡命して来ました。
いくらかがりさんが、あのクソ生意気な最強武装中立国家出身だからといって差別しないで下さいね」
「(先生はスイスもお嫌いなのか・・・それにしてもあの方の出身は一体どこなんだろう?)」
「しかし先生、なんでこんな時期に転入生が・・・?授業始まって三時間目ですよ?」
「言ったでしょう?亡命してきたって・・・・
それに、このページには普通の常識人がいなすぎて授業が全く進まないので、一般常識を持った生徒を転入させて、この状況を打破しようと思ったのです」
「せ・・・先生っ!自分は、このクラス唯一の常識人としてやってきたつもりでしたが!!」
「でぃあっか君では、役不足です」
「!!!」
「先生、お言葉ですが、
役不足というのは『その人の能力に対して、役目が軽すぎること』を指します。
ですからここは素直に、『でぃあっか君には荷が重い』とか『でぃあっか君では力不足』などの表現を使った方が適切かと・・・」
「な、なんて適切でマトモなことを言うやつだ・・・先生が本当に常識人を連れてきた・・・」
「ははは、先生今まで間違って使ってましたよ!メンゴ!
先生が見込んだだけのことはあります、これからもBANG☆BANG☆先生の間違いを指摘してくださいね
さて、そろそろ授業の方に入りますか・・・
アメリカ大陸がスペイン、ポルトガルの征服者達によって侵略されたことは前の時間で教えましたよね?
ですが、彼らが征服し統治したのは主に南アメリカだけだったのです」
「先生、なんでですか?」
「答えは簡単、銀などの有用な資源が取れる土地が南部に集中していたのと、
南アメリカならではの温暖湿潤な気候を生かした、ある作物を大量に作るためですよ・・・・」
「砂糖、ですね」
「そのとおりです、砂糖はヨーロッパ諸国で大変人気のある作物でした。
なんせイギリスでは砂糖入り紅茶が普及するまでは、休み時間に酒を飲んでましたからね。
酒を飲んじゃあまともに働けません。ですから、疲労回復でき、カフェインで眠気もとれる
砂糖入り紅茶が大ブレイクし、砂糖の需要が一気に高まったのですよ」
「まあ、ドイツ人のなかには、一杯あおってから出社する奴もいるがな」
「スペインやポルトガルは、南アメリカに満足し、北アメリカまではあまり触手を伸ばそうとは考えていませんでした、
そのため北アメリカは、アメリカ大陸での植民地競争に出遅れた国々の戦いの場となったのです。
その代表的な二国は――――――――――」
「フランスとイギリスですね!!」
「(なんかコイツ、必死だなあ・・・)」
「そのとおりです、ちゃんと予習しているようですね、でぃあっか君。
この二国の小競り合いはフレンチ・インディアン戦争でフランスが北アメリカから撤退するまで続きます。
さて、フレンチ・インディアン戦争が始まるまでのイギリスのアメリカ植民地統治の内容を、ざっとやってしまいますかね。
まず最初に言っておきますと、当時のイギリスは典型的な重商主義国家でした」
「重商主義ってなんですか〜?」
「重商主義というのは、保護貿易をして、自国の輸出業を発展させようという考えのことだ。
まあ、自国の利益のために、製品に関税をかけたり、植民地からの輸出を禁じたりしたわけだ」
「ちっ!!でしゃばりやがって・・・・」
「でぃあっか君、男のジェラシーはみっともないですよ?
その代表的な重商主義政策としては
植民地からの羊毛の輸出を禁じた羊毛法、砂糖を作る時に出る糖蜜に関税をかけた糖蜜法などがあります。
しかし、これらの法律はほとんどイギリス人の『有益なる怠慢』によって実践されませんでした」
「怠慢が有益?おかしな話ね」
「しかし、そのとおりなんですよ、姐さん。
イギリスに住んでいる人々だって、安いものが入ってきた方が嬉しかったですからね、
密輸が大流行したんですよ。
でもイギリス人はタルいから、厳重に取り締まらなかった。
結果的に、そのお陰で植民地の人たちはイギリス本国に抵抗しようとは思わなかった。
だから『有益なる怠慢』なのです。サボってたお陰で反乱が防げたんですからね。
それに、この時代のイギリスは産業革命で金が有り余ってましたから、密輸くらいどーってこと無かったのです」
「でもイギリス人って、マジメなイメージがあるけど・・・」
「それは偏見だ!!そんなこと言ったら俺たちだって日本人に『日本人は出っ歯でメガネでサラリーマン』というイメージを持ってるわ!!」
「オレも、ドイツ人はみんなナチスってイメージ持ってるけどね〜」
「貴様ぁぁ!!表へ出ろ!時間すらマトモに守れない軟派なフランス野郎が!!」
「言ってくれるじゃないの・・・・でも、時間を守れないのはフランス人だけじゃないぜ?
韓国もイタリアも時間には全く無頓着だぜ」
「ハッ!(嘲笑)イタリア野郎なんか、同盟間の足並みすら守れなかったじゃねえか!
あいつらは話にならない、なぜあの時期にエチオピアに行く!?悔しかったからか?昔負けたからか?
ちょっとズレてるよ!!?」
「ハハハッ!確かにあの時期にアフリカ旅行はマズったなあ、
ヨーロッパじゃ同盟国のドイツが敵に囲まれてんのに、ホント間抜けだぜ!イタリア野郎ってのは!!」
「・・・・・」
「はっ!!!!(動揺)」
「(ガクガクブルブル)せ、先生、もしかしてフレイ姐さんの国籍は・・・・?」
「・・・・・」
「せ、先生が逃げた!変わり身の術だ!!」
「ということは・・・やっぱり・・・・フレイ姐さんの国籍は・・・!」
「おめぇら・・・・」
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「は、はい!!」
「好き勝手言ってくれたじゃねぇの・・・ああん?」
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「(ガクガクブルブルブル)」
「・・・腕の一本や二本、覚悟できてんだろうな・・・ああん?」
「(ヒソヒソ)あ、ありさちゃん!腕だって!骨じゃなくて腕だって!」
「まあ腕の一本で命が買えるなら安いもの」
「そうだ、古の海賊達は、失った手に武器を仕込み、また戦いに赴いた。
恐怖を凶器に変え、また恐怖に立ち向かっていったのだ。
彼らが腕を失うことによって、このような成長をするのを切に願う」
「ど、同情票なしかよっ・・・!」
「・・・右手がいいか?左手がいいか?」
「くっ・・・こうなったら戦うしかないか・・・・!でぃあっか!往くぞ!!」
「やるっきゃないってか・・・おりゃぁああ!!」
「ううおおおおぉぉぉおおおお!!」
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「ジェットストリーム・アタック!!」
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「や・・・やったか!?」
「・・・手ごたえあり!だぜ・・・・」
「この程度か?」
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「!!!!!!!」
「うぬらの実力はこの程度か?と聞いている」
「や、やばい!スタンド能力者だ!
でぃあっか!逃げるぞ!!」
「あ、足がすくんで・・・」
「逃がすか!このド畜生がぁ!!(殴る)」
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でぃあっか「くっ!、クソッ!!」
「どうだ!どうだ!どうだぁぁぁぁぁ!!(殴りまくり)」
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でぃあっか「ギャー」
「でぃあっかぁぁああ!!」
「(なんか、アホらしくなってきたわ・・・というかこの授業、モビルスーツに乗りながらやってたのかしら・・・・?)」
「貴様ぁぁああ!よくもでぃあっかを!!」
「うぬも死ぬか・・・?」
「オレはでぃあっかのかたきを討つまでは死なない!」
「な、なんて美しい友情だ・・・・」
「ああ!思わず涙がこぼれ落ちだぜ!」
「あ・・・・あれ?生きてる・・・・」
「いやあ、間一髪でした」
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「せ、先生!!」
「(やはり・・・ただ逃げたのではなかったのか・・・・)」
「でも先生・・・一体どうして・・・?」
「いやね、本気になったフレイ姐さんを止められないことは、私も百も承知でした。
ですから、フレイ姐さんが君たちのどちらかをブチのめして、気持ちが晴れたところに説得に入ろうと思ったわけです」
「んで、オレは爆発の瞬間、先生の機体→
に助けられたってわけ」
「結果、作戦は大成功です。ノロマなヘタレは救出できたし、・・・それにホラ、見てください」
「(・・・・・?)」
「も、元に戻ってる!!」
「・・・・私は一体何を?」
「(あーもう、ベタベタだ・・・)」
「気にするなよ・・・悪い夢を見ていたんだ・・・」
「(ちっ・・・ナンパな馬鹿め・・・・)」
「確かあの時は・・・第二次世界大戦の時のイタリアの話―――――
「気にするな!気にしちゃいけねぇ!!」
「(やっぱりコイツ、必死だわ)」
「さて、脱線しすぎました、というか、第二次世界大戦ネタとジョジョネタはやりすぎです。
次行きますよ?
正直先生、ここまで打ち込むのに、精も根も尽き果てました」
「(というか、授業より脱線の方が長いのはいかがなものか)」
「えーと(ヘロヘロ)『有益なる怠慢』の所までは話しましたよね?
その『有益なる怠慢』もフレンチ・インディアン戦争の勃発によって崩れてしまいます。
この戦争、一見イギリスが『パリ条約』でカナダとルイジアナ東部を獲り、
フランスを北アメリカから締め出した、イギリスにとってラッキーな戦いだと思われがちです。
しかしこの戦争は民衆に多くの税を課すことになり、
結果的に植民地の人間の方が、本国イギリスの人たちより金持ちになってしまったのです。
この事に時の国王ジョージ三世はビビリました。
『植民地側の人間の方が我々本国の人間より金を持っているなんておかしい!
奴等から搾取し、本国との経済バランスを整えつつ、莫大な戦費を埋め合わせよう!』
ビビってこんな事考えちゃうからもう大変。
糖蜜法を砂糖法にレベルアップさせてより厳しい統治を行い、
ここ重要ですよ?
全ての出版物(新聞や本や法律)に印紙を張ることを義務付ける印紙法を制定したのです!!」
「(例によって)印紙ってなあに?」
「印紙とは『国が歳入金徴収の一手段として発行する、金額を表示した証票。特定の税金や手数料の納付に使用し、その証明として証書・文書などに貼る。』というものだ。
goo辞書で調べただけだから、実は私もよくわからん
まあ、コレが貼ってあるやつには税を払わなければならんということだろう」
「でも先生、どうしてコレが問題になったんですか?
本なんて読まなくったって死なないでしょうが!!」
「・・・いざあく君、好奇心がないと優秀な兵士にはなれませんよ?」
「せ・・・先生・・・なんて心に染み渡るお言葉・・・」
「まあ、ガンスリンガー・ガール引用だけどね〜」
「気にしてはいけません、イイものはイイ!そう叫べる大人になりたかったのです」
「ガンスリンガー・ガールはイタリアが舞台よ」
「・・・・・・・・・・・それが?」
「だから、イタリアはすごいのよ」
「・・・・・・はい、そうですね」
「先生!出版物すべてに税をかける事自体はあまり重要なことではないような気がします!」
「何言ってんだ!
本は人間のみが作り出すことができる、英知の結晶だ!人間としての尊厳の証しだ!
オレにとって本は必要不可欠だ!俺だってこんな法律できたら反乱をおこす!
だってオレは、本を愛しているのだから!!!」
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「エロ本じゃねえか・・・・」
「非グレイトォ!!エロ本だって、人間の進化の現れだ!
良く考えてみろ!同族の裸見てハァハァできる動物は、人間様だけだぜ!!」
「確かに犬やネコはいつも裸だけど・・・」
「はい、かがりさん、君の意見は正しいです、確かに出版物に印紙を貼るということ自体は特筆すべきことではないのです、
問題は、この法律が、貴も賎も、植民地に住む人ならすべてに適用される法律だったということです!
羊毛法や糖蜜法のように、一部の人達だけに関係ある法律じゃなくなって――――――
市民階級が激怒したわけです。市民を怒らすと市民革命が起こる。
ジョージ三世はこのことに気付いていなかったのです」
「ドイツゆかりの名前なのに、情けないぜ!」
「ハノーヴァー朝の創始者、ジョージ一世は、イギリスに帰化する前は
ゲオルグというカッコイイドイツ名前だったからな」
「言い忘れていましたが、
植民地にすむイギリス国籍の人たちは、イギリス議会への参政権を放棄する代わりに
税の徴収を免除されていたのです。
ですから、民衆は反乱を起こしました。その時の民衆のスローガンが
『代表なくして課税なし』だったわけです」
「しかし、この『代表なくして課税なし』の精神が、一定額の税を納めなければ選挙に参加できないという、後々の制限選挙の理屈につながることになるとは、当時の植民地住民は夢にも思わなかっただろうな」
「かがりさん、君は本当に優秀な生徒ですね。
さて、印紙法は植民地サイドの猛烈な反発をもって取りやめになります。
しかし、イギリスはその後も似たような法律を発布しつづけます、これをタウンゼント諸法というのですが・・・
その中で一番植民地の人々にウケが悪かったのが―――――
「茶法、ですね」
「はい、その通りです。
茶法とは、植民地に対する茶の独占販売権をイギリスの東インド会社に与える法律のことです。
東インド会社はその時落ち目でしたからね、なんとか財政を立て直したかったのですが・・・
コレが裏目にでました、
いやね、独占販売ってことで、植民地側も安く茶を手に入れられるようになったんですがね、
いつ、その茶の値段を吊り上げられるかと気が気ではなかった。
茶はもはや人々の生活に欠かせないものになっていた・・・生殺与奪の権を握られるのが怖かった・・・
そんな思いが人々を一つの凶行に導いた・・・
これがボストン茶会事件です!」
「お!教科書に『現地住民がインディアンに変装して茶箱をボストン湾に投げ捨てた』
って教科書なのにインディアンって差別用語がバリバリに使われているあの事件か!」
「英語に直すとボストン・ティーパーティー!もう訳した人の意図がわからないあの事件ね!」
「この事件が起こったのは1773年、
いいな〜奈々さんボストン茶会事件に参加できて!と覚えよう!
1〜7〜73 ボストン茶会事件に参加できて
このナナは誰でもいい!
声優好きなら水樹奈々!
熟女が好きなら木の実ナナ!!」
「『ジョージ三世のお茶会だ!』とか言いながら、一万五千ポンドの茶を海に投げ捨てる!
さすがアメ公!いいノリしてるぜ!!」
「みなさんいいノリになってきましたね!実に私好みです。
アメリカ人がノリでなんでもやっちゃうのは、今も昔も同じですね。
・・・かくして植民地側とイギリスは真っ向から対立することになり、直接対決の気運も盛り上がってきました。
そこで植民地側は、13植民地すべての力を結集させようと、フィラデルフィアで植民地議会を開きました。
唯でさえ武力で劣る植民地サイド、纏まっていなくては勝てません。
その時、ある男が一発演説をぶちかましました!
『我に自由をあたえよ!しからずんば死をあたえよ!!』
言ったのはパトリック=ヘンリ・・・まあ↑のセリフが有名なだけなんですがね・・・」
「こんないい事言っても、民衆の支持者は人口の三分の一だったけどな〜」
「その点、東郷平八郎さんはすごいな
『皇国の興廃、この一戦にあり、各員一層奮励努力せよ!』
と言っただけで全ての兵士の士気がウナギのぼりだからな!」
「こらこら、今はアメリカの話ですよ。
さてさて、植民地サイドがのったらくったらしているうちに、イギリス軍と植民地軍の大規模な武力衝突が起こります、
これがレキシントンの戦いです。
この戦いを期に、民衆は武器を持ち、義勇兵として集いました。
しかし支持者は民衆の三分の一の商工業者やプランター
独立反対派も民衆の三分の一の大土地所有者や高級官吏
そして残りの三分の一は無関心というかなりヤバめな状況でした」
「国の一大事に無関心って・・・馬鹿か?まるで日本人みたいだな・・・」
「しょうがないんじゃないの〜?戦後の日本を指導したのは、こいつ等の子孫だからな」
「さてさてさて、文化人の中にもこの状況をヤバイと感じ、どうにかしようという人がいました。
それがトマス・ペインです。
彼の書いたコモン・センスというちいさいパンフレットには、独立の必要性がありありと書かれていて、
数ヶ月で十二万部も売れました!この売れ行きには
モートゥル・コマンドーガイもびっくりです!!」
「なに?それ、伝記?」
「昔ジャンプでやっていた漫画だよ!
犬歯の先をぺロッと舐めると唾液がでてきて、武器を手から離さずに水分補給ができる!とか、無駄な知識を世の小学生どもに吹き込んだ名作!」
「全く知らないわ」
「そうですか・・・まあいいです、
コモンセンスは小さいパンフレットで読みやすく、一気に民衆を独立気分にさせました。
その時を逃がさず、トマス・ジェファソンらがフィラデルフィアで独立宣言を発表しました。
1776年の7月のことです」
「1776年はアメリカ独立の年よ」
「条約で認められたのは1783年のパリ条約の時だがな」
「かがりさん、先走ってはいけません。
そしてその次の年、ワシントンに率いられた独立軍はサラトガの戦いでイギリス軍に大勝します。
そのノリでこの国をアメリカ合衆国とも名づけました、もうアメリカはノリノリです」
「アメ公はノってる時だけは強いな」
「その言葉、そっくりアンタの母国にお返しするわ」
「さてさてさてさて、このアメリカ軍のノリを見て、アメリカ側について参戦した国があります、
それがフランスです!」
「なんて調子のいい国だ・・・」
「容量がイイんだよ、誰かの母国とちがってな」
「オレのドイツを馬鹿にするな!!」
「いい加減この手のやり取りには疲れ果てました・・・
フランス参戦に関しては駐仏大使のフランクリンの働きが大きかったとされています。
このフランクリン、実は発明家でもありまして、避雷針は彼が発明したのですよ」
「フランクリンっていうと・・・ニューディールの人を思い出すなあ・・・」
「ああ、あの共産主義者な」
「かがりさん!世の中には知らない方がいいことが沢山あるのです!
いいじゃないですか、日本人はフランクリン=ルーズベルトが立派な政治家だと思わせとけば!
ユダヤ資本を背景に大統領になったとか!日本を挑発して先制攻撃をしかけさせたとか!
立派な政策ぶってじつは共産主義政策を行って違憲食らったりとか!
そういうことは秘密にしておくべきです!
だって、日本人は、あんな自虐教科書頭から信じる素直な民族なのですから!」
「(アンタが一番言ってるじゃねえか・・・)」
「確かに日本人は素直な民族だ、ソレは認めるぜ・・・
だってホラ
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コレを信じる民族だぜ?」
「そこまで酷くないよっ!!?」
「ドラえもんもヤキがまわったものね・・・」
「さてさてさてさてさて、もう大詰めです。
フランスの力を得たアメリカの元にさらに助っ人が現れたのです。
フランスの自由主義者ラ・ファイエットや
ポーランドの愛国者コシューシコ・・・
さらにはエカチェリーナ2世率いる武装中立同盟!」
「お、うだつのあがらないやつら」
「何故だぁ!我がドイツの母体となったプロイセン率いる武装中立同盟が、うだつのあがらないわけあるまいて!!」
「まあしゃあねえよ、みんなイギリスにムカついてて、でも一国じゃ勝てないから群れてアメリカに協力したんだ」
「同盟参加国はロシア、スウェーデン、デンマーク、プロイセン、ポルトガル・・・
それにしても憾みを買いまくってるな、イギリスは・・・」
「武装中立同盟は、直接対決はせず、イギリスの邪魔をしただけでしたが、
イギリスには十分効果がありました。そして遂に
1781年のヨークタウンの戦いでアメリカ合衆国はイギリス軍を包囲し、ついにアメリカ独立戦争の決着はついたのです!!」
「・・・終わった・・・な、長かった・・・・・」
「脱線しなければ、もっと早くに終わっていただろうが・・・まあこれはこれでいいだろう」
「みなさん。まだ気を抜いてはいけません!
戦争には事後処理がつき物!
アメリカ独立戦争にだって事後処理はありますよ!
もうザッと行きましょう!ザッと!!」
「(おねがいだから早くしてくれよ・・・)」
「1783年!アメリカ独立戦争の講和条約は結ばれました!
これがパリ条約!これによってアメリカの独立が認められ、
セネガルがフランスに渡ったり!スペインがフロリダを得たりと、周りの奴等も得をした!」
「戦争とはこういうものだ。自国の利益にならない限り、他の国など助けはしない。
上杉謙信や、ピョートル三世は例外だが」
「ピョートル三世か・・・オレがリア=ガーネット以外のロシア人で好きなのはコイツくらいだ」
「みなさん・・・例によって脱線してますよ・・・
たしかに私もリア=ガーネットは好きですがね!
さて、独立戦争後のアメリカの様子をちょっと追って見ますか・・・
大統領は、知ってのとおりワシントンが成りました。
彼はまた、首都としてワシントン特別区を建設しました。全くやってくれます。首都に自分の名前だなんて、桜切り倒してんじゃねーっつうの」
「(先生の性格がちょっとおかしくなってる・・・クスリが切れたのか?)」
「そういや憲法も作られました、合衆国憲法ってやつ。
そこでは民主主義・連邦主義・三権分立主義がとられました。
民主主義は基本的人権を認めて、人民主権を認めたものです。
連邦主義は各州の自治を認めながらも、中央が強大な権限をもつというスタイルです」
「しかし、トマス・ジェファソンはそれに反対したんですよね?」
「ええそうです、ジェファソンは、各州の自治を主張する反連邦派でした」
「ジ・・・ジオンか!?」
「気にしてはいけません。
逆に、中央集権を唱え、憲法を指示したのが財務長官のハミルトンです。
『ひと昔のジュースかよ!』ってツッコミは受け付けません、今の若い子には分かりませんから。
あと『戦艦かよ!』ってツッコミも無視です。
さらには『数Cの定理かよ!』っていうのも無視」
「ちっ・・・」
「三権分立主義と言うのは読んで字のとおり、
立法・司法・行政の三つの機関でにらみを効かせ合い、一つの機関の暴走を防ぐというものです。
モンテスキューが主張していましたね・・・
・・・?
・・・・・・?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?
・・・もう話すべきことない?
・・・・・・・・・・ようし!
これにて三時間目!アメリカの独立の授業終了!」
「最後に・・・このアメリカの独立が、人類史上はじめての市民革命であり、
この革命がラテンアメリカ諸国やヨーロッパ各国に与えた影響は計り知れない!
このこともしっかり留意しておくように、いいな!」
「お前が〆るのかよ!!
次回の授業はラテンアメリカ諸国の独立をやりますよー!みなさんちゃんと予習をしてきてくださいね!」